仕事

失敗しても落ち込まない技術を持つことは大切かも

私は普段、プライベートレッスンで日本語を教えている。

生徒さんに満足してもらえるように頑張っていたつもりだったけれど、ある生徒さんのニーズをちゃんと汲み取れていなかったらしく、大変率直で有難いフィードバックを頂戴した。

その言葉をいただいた時は結構ガツンと響いたが、私の全人格が否定されたわけでは決してないし、努力次第で変えることができる内容なので、「ああ、もう私頑張ってやる!」と心の中で涙しながら叫んだ。

昔の私なら失敗をこの世の終わりのように捉えてしまっていたが、今の私は違うのだと信じたい。

それは、今まで読んできた本や耳にしてきた誰かの言葉を自分の中に取り込んで、自分の中でしっかり噛みしめ反芻してきたから。

今回は、落ち込んでいる最中の方のために、私なりの立ち直り方をご紹介したいと思います。

私
心がふさぎ込んでどうしようもない方にとって、少しでも助けになれば幸いです。

「自分のやったこと」と「自分自身」を切り離す

この教えは、『からくりサーカス』『うしおととら』で有名な漫画家・藤田和日郎さんの『読者ハヨムナ(笑)』という本から学んだ。

私
『読者ハヨムナ』は創作をする人、編集に携わっている人に特におすすめだけど、そうじゃない人が読んでもめちゃくちゃ面白いです!

藤田さんは常にアシスタントさんを数人雇ってマンガを描いているのだが、マンガを描きながら映画を観て、アシスタントさんとあれこれ議論するそう。

その際、先輩と意見が食い違っても構わず自分の意見を述べるようにアシスタントさんたちに伝えている。

これは、「意見とその意見を述べる人とを切り離す訓練」のためらしい。

漫画家としてデビューすれば、毎月、毎週、読者や編集部の批評に晒されることになる。

中にはキツイことを言われる場合もあるだろう。

だから、自分自身と作品を切り離して考えなければ、メンタルがボロボロになってしまう。

「意見とその意見を述べる人とを切り離す訓練」は、「自分と作品を切り離して考える」訓練になるのだ。

私はこの藤田さんの持論を参考に、「自分と仕事を切り離して考える」癖をつけたいと思った。

お客さんに何か辛口コメントを頂いた時、私自身が責められたと考えるのではなく、あくまでそれは私の仕事に対してなのだと考えることが大切だ。

だから「私なんかダメだ!」と無暗に自分を責めるのではなく、「ああ、私の仕事の〇〇な部分が良くなかったんだ」と捉えるようにする。

まあ、これがなかなか難しいけれど、心の中で自分を責めそうになったら「悪いのはあんたじゃないよ」と自分に言い聞かせるようにしています。

私
自分を責めるより、どうすれば改善できるのか考えるように、頭を切り替えた方が合理的ですね。

どん底まで落ち込んだ後は意外と冷静になれる

相手からのフィードバックは真摯に受け止めつつも、必要以上に自分を責めて傷つけないようにする。

・・・言葉にすると簡単かもしれないけど、落ち込むときは落ち込むので、感情に蓋をするよりもどん底まで落ち込むのも手だと思う。

そして、ああ自分は落ち込んでいるんだなと客観的に考えてみる。

感情に囚われている自分を客観視することで、感情のるつぼである主観から離れることができるので、少し気持ちが軽くなる。

そうなれば、冷静に対処できるようになるはずだ。

今の状態&改善すべき点を明文化する

自分が改善すべき点を明確にするために、紙に書いてみるのも良いだろう。

「今の状態」と「理想的な目指すべき状態」を書いて、どうすればそうなれるのか考察してみる。

明文化してみると、意外と問題はそこまで大きくないことに気づいて、大げさに考えていた自分がむしろちょっと恥ずかしくなる。

私の場合、今からでも十分変えられることもあった。

そして逆に、私を苦しめていたことに対して、有難みすら感じるようになる。

その苦しみのおかげで、私は今の自分を顧みる機会が与えられたからだ。

私
苦いコーヒーを美味しく感じるように、人生の渋みもしっかり味わってこそだね。甘いものばかり摂取してると、脳みそまで砂糖菓子みたいになっちゃうから。

「立ち直る技術」まとめ
  • 仕事と自分を切り離して考えることで必要以上に自分を責めなくなる
  • とはいえ、辛い時は感情に蓋をせずとことん落ち込むのもアリ
  • どん底まで落ち込むと逆に前向きになれる
  • 自分を客観視してみると激しい感情の渦から解放される
  • 「今の状態」と「理想の状態」を両方明文化してみて、どうすれば理想に近づけるか戦略を立てる
  • 明文化してみると本来の問題の大きさがわかり、プレッシャーが弱まる