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不器用な人だけじゃなくて器用な人も苦労しているんだなと思った話

私は生き方がとても不器用な人間だと自覚しています。

人見知りで人と打ち解けるのに時間がかかるし、皆と仲良くなんてできないし、思ったことがすぐ顔に出てしまうし、恋愛も失敗ばっかりだったし、気にしなくていいことを気にし過ぎてしまうし、とにかく生きにくい性格だなと自分で思います。

私
とはいえ、大人になってからは昔ほど生きにくさは感じなくなりましたけれどね。

でも最近、自分のように不器用な人間だけじゃなく、一見器用な生き方ができている人も苦労があるのかもしれないと思うようになりました。

器用な人も実は人生つらいかも

去年から『凪のお暇』というマンガにハマって読んでいるのですが、このマンガに登場するヒロインの元カレの慎二というキャラを見ていて、「器用な人も人生大変なのかな」と思うようになりました。

私
慎二は私とは正反対の超器用な人で、何でも卒なくこなし仕事もできて人望もあるやり手会社員です。

他人におべっかを使ったりその場のノリに合わせることに何の苦労も感じない人なのですが、あまりに自分を偽り過ぎて大好きな彼女の前でも本心をさらけ出せず、逆に嫌われていくという哀れな人です。

器用であるが故に周囲の空気を読んでしまい、何かに擬態するのが日常になってしまうのでしょう。

さらに、学生時代クラスの人気者だった知り合いからも同じような苦労エピソードを聞いたことがあります。

その人は、「先生にクラスの人と二人組になれって言われた時、一人になったら怖いから、わざとふざけていた」と語っていました。

彼は道化になることで、自分の不安を紛らわせていたのでしょう。

この話を聞いた時、「クラスで二人組になれ」で怯えていたのは私だけじゃなかったんだなと思い、妙に安心しました。

クラスの隅っこにいた私にも苦労はあったし、皆の注目を浴びていた人気者にもまた人知れぬ悩みがあったのです。

また、『ダルちゃん』というマンガの作者・はるな檸檬さんも器用ゆえに苦労をしていたとインタビューで語っていました。

実は、私はダルちゃんとは違って、周囲になじめないことに悩んで擬態を覚えたわけではなく、もともと擬態がめちゃくちゃ得意だったんですよ。クラスのどのグループの子ともしゃべっていて、それを苦痛とも思っていませんでした。

(中略)

ただ、擬態をする上でまったく何も感じていないわけではありませんでした。マンガ家になる前、OLをしていた時代も多分私なりに擬態をしていたんですけど、派遣社員をもう辞めよう、と思ったタイミングでは結構限界が来ていた気がします。

引用:普通って何だろう?『ダルちゃん』著者・はるな檸檬は、“擬態”をツールとして活用していた

『ダルちゃん』は不器用な女の子の物語で主人公にかなり共感を覚えたので、そのことを知った時は意外に思いました。

はるな檸檬さんはある時自分を何かに「擬態」するのに疲れてしまい(さらに絵で食べて行きたいと決意し)、派遣社員生活をやめたそうです。

「ナチュラルボーン器用」な人でも、やっぱり擬態をするのはメンタルがやられるようです。

不器用なままで生きてやる!

私は今まで器用な生き方ができる人に憧れていましたが、不器用であれ器用であれ、どちらにしろ苦労はあるのだと今は悟りました。

それにもし私が「器用に」生きてみたら、慎二みたいに自分の本心がどこにあるのか見失ってしまいそうです(まあ、そもそも器用に生きられないから不器用な人間をやっているのですけれどね)。

今の私は、周りの環境に自分を合わせていくのではなく、不器用でも自分を誤魔化さずに生きられる方法を模索していきたいと思っています。

私
日本ほど空気を読まなくても生きられる国も世界にはたくさんあるので、海外に住むというのも一つの手かも。こっちでは人の目を気にしなさすぎて、帰国した時に驚かれることもあるけどね~。