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フランス移住の現実と後悔しない6つの心構え!滞在の条件も知っておこう

私は2014年から本格的にフランスへ移住しました。

夫が国際結婚なので滞在許可証の取得はその他の手段に比べると楽だとは思いますが、移住にあたりそれなりの苦労もありました。

今回は、私の体験談を元に海外移住で失敗しない心構えと移住の条件をご紹介しましょう。

移住を決める前に長期間住んでみる

このブログで過去に『人の心はU字曲線を描く。新しい環境に慣れるまで無理はしないで!』という記事を書きましたが、人は短期の旅行だけだとその土地の良い部分にしか目がいきません。

その場所でのリアルな生活を体験するためにも、ある程度長期に渡って住んでみることをおすすめします。

フランスの場合、ビザなしでも最長3か月住めますし、年齢制限はありますがワーキングホリデーなら1年間働きながらフランス生活を体験できます。生活費に困らないくらいの貯金があれば、1年間のビジタービザという手段もあります。

語学はある程度きちんと勉強する

フランスに住んでいてもフランス語がまったくできない日本人もいますが、本格的に移住をしたいならその国の言葉を使えるようになった方が良いです。

まだまだ外国人の少ない日本は外国人は特別に扱われますが、フランスでは「フランスに住むならフランス語ができて当然」というスタンスなので、役所のホームページ等もフランス語のみですし、窓口の対応も当然フランス語です。

何かあるたびに翻訳や通訳を頼むのもコストと時間がかかるので、できれば自分で対応できた方が良いですね。

もちろんネイティブ並みになる必要はありませんが、フランス語の文章の読み書きができ、意志疎通ができるレベルはあった方が良いでしょう。

語学力の世界基準「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」で言うところのB1レベルくらいが目安です。私もフランスに来た当初はB1くらいでしたが、日常生活では特に困りませんでした。初心者の方は、まずはB1を目指してみましょう。

日本とは時間の流れ方が違うと心得る

海外で生活する上で忘れてはいけないのは、他の国では日本とは時間の感覚が異なる点です。

日本では1分も遅れないように行動しますが、海外ではちょっとくらい遅れても気にしないという国が結構あります。
フランスもある程度時間は守るものの、日本ほどきっちりはしていません。特に公共交通機関は遅延なんてしょっちゅうです。
だから、海外では時間を守ってくれることを期待してはいけません(^^;

また、ヨーロッパは休暇の期間が日本と比べてとても長いです。

以前、一緒にお仕事をしていた日本在住の日本人に「ちょっと旅行へ行ってきます」と私が伝えた際、その方は私が2、3日留守にするだけだと思っていたそうですが、2週間ほど家に戻らなかったのを知って驚いていました。

私も最初はフランス人の休暇は長すぎると思っていたのですが、今では逆に日本の休暇は短すぎると感じる体になってしまいました。

現地の人と関わる

現地の人と交わらなくても生きていけますが、その国に溶け込みたい気持ちがあるなら現地の人とも積極的に関わっていくべきだと思います。得られる情報量も断然多くなりますし、その国の習慣や文化を深く知ることができるからです。

例えば、日本に移住してきたアメリカ人が同国人としか付き合わなかったら、「せっかく日本にいるのにもったいない」と思いますよね。自分の視野や見識を広げるせっかくのチャンスなので、ぜひ積極的に現地の人と交流しましょう。

私は夫がこちらの人なので必然的にフランス人と関わる機会も多くなりますが、身内に現地の人がいない場合は自分から進んで関わるようにしなければなりません。

現地で仕事をすればある程度人脈は広がっていきますし、フランスの場合はアソシエーション(習い事やサークル活動のようなもの)に入るのも良いと思います。日本語を勉強している現地の人は日本に興味を持っていることが多いので、日本関連のアソシエーションや団体に入ってみるのもおすすめです。

また、Meetupで自分の興味のあるグループに入ってみるのもおすすめです。近くにめぼしいサークルがなければ、自分のやりたい活動ができるグループを作ってしまうのもアリです(ちなみにMeetupは無料で利用できますが、グループを作るのは有料です)。

頼れる団体や組織・サービスを探しておく

移住する前に、事前に邦人向けの団体やサービスを探しておくと困った時に助かります。日本人会や同じ大学出身者のOB・OG会、同県人の会などその地域ごとに探してみましょう。ちなみに、私は大学のOB・OG会に入っています。

また、フランスのパリの「Yuai association」のように、現地人と日本人を結ぶ団体もあります。さらにトラベロコなど現地在住の邦人のサポートが無料で受けられるプラットフォームもあるので、困ったことがあれば参照してみてはいかがでしょうか。

フランス移住、滞在の条件は?

日本人がフランスに移住するためには、以下の方法があります。

  • 学生ビザ取得
  • ビジタービザ取得
  • ワーキングホリデービザ取得
  • 就労ビザ取得
  • フランス国籍者と結婚する

学生ビザは文字通り教育機関に通う人が対象のビザで、3か月以上フランスに滞在する場合に申請します。

ビジタービザは31歳以上の人が対象で、労働許可はされていませんが3か月以上1年未満フランスに滞在することが可能です。

ワーキングホリデービザは30歳以下の若者が対象で、1年間の滞在と労働が許可されています。

就労ビザはフランスで働くためのビザです。まずはワーキングホリデービザで勤め先を探して就労し、それから就労ビザをもらって継続して働き続けるという手もあります。

以上の方法は、ビザが却下されてしまう可能性もあります。

フランス国籍の人と結婚した場合、ほとんどの場合却下はされないようです。フランス人と結婚したら日本に戻って配偶者ビザを申請します。

ちなみに私の場合、配偶者ビザを日本で申請せずパスポートのみで渡仏し、そのまま県庁へ行って滞在許可証を申請しました。この方法は正規ルートではないようですので、同じことをしても大丈夫かどうかはわかりません。

また、必ず滞在許可が下りるかは保証できませんが、フランス国籍者とPACSを結んだ場合、滞在許可の判断材料にはしてくれるそうです(ちなみに、フランス移住している知り合いの日本人に、フランス人とPACSを結んでいる人がいます)。

まとめ

  • 移住する前にある程度長期間住んで、その国の良い面も悪い面も知っておく
  • B1レベルくらいまで語学力を上げてからの移住がおすすめ
  • 海外では時間の流れは日本と違うと心得る
  • 現地の人とも関わった方が馴染めるし視野や見識も広がる
  • 移住前に頼れる団体やサービスを探しておけばいざという時に安心
  • フランスに滞在する条件は5つある