私は個人事業主として日本語を教えているので、生徒さんとの交渉なども自分で全部やっています。
先日、生徒さんと最初のレッスンの約束をセッティングする際、私のミスでお客さんを逃してしまいました。今回は、失敗を通して私が考えたことについてお話ししたいと思います。
私がお客さんを逃してしまった経緯
ある日、語学教師と生徒をつなぐプラットフォームを通じて、Aさんという方から「日本語のレッスンを受けたい」という連絡をもらいました。
その後、しばらくAさんから連絡がありませんでした。それから数日後、Aさんから再びメッセージが届きます。
お客さんを逃した原因は、「お客に考えさせた」から
Aさんの件は少しショックだったので、どうして今回顧客を逃してしまったのか、自分なりにあれこれ考えてみました。
私の方から「この日はどうですか」と提案せず、Aさんに丸投げしたのがどうやらまずかったのでは、と思い至りました。「7月2日の14時~17時、3日の15時~20時が都合つきますが、いかがでしょうか」など、具体的な日時を示すべきだったのです。
ビジネスもデートも「候補を挙げて選ばせる」のが正解
一時期、恋愛のハウトゥー本にはまっていた頃がありましたが、だいたい多くの本が「デートの際、レストランを選ぶ時は『和食・イタリアン・フレンチの中でどれがいい?』と相手に候補を挙げて選ばせましょう」と指南していました。
「何でもいい」「お任せするよ」と相手に委ねるのは一見思いやりがあるように感じますが、その実自分が考える手間を省きたいだけなのです。
恋愛でもビジネスでも、相手の考える負担を減らしてあげるのは大切だと思います。私の場合も、手帳を広げて空いている日時を確認する手間を省いたばかりに、お客さんを逃してしまいました。
「選択肢を与えて相手に選んでもらう」のは良心的だし、かつ、知らず知らずのうちに相手を自分のペースに巻き込んでリードできるので、とても良い方法だと思います。
また、人は選択肢が多過ぎるとかえって何も選べなくなってしまう(「決定回避の法則」というそうです)ので、せいぜい片手に収まる程度の選択肢を挙げるべきでしょう。
次回からは自分から選択肢を出すつもり
こんな風に、自分から具体的なアポの日時を切り出してお客さんをリードすべきですね。同じ失敗は繰り返さないようにしたいものです。
失敗は活かすしかない
今回の件は失敗でしたが、ミスから学ぶことはたくさんあります。これからも失敗すると思いますが、そのたびに一つお利口になっていきたいと思います。
この記事が、少しでも読者の方の参考になれば幸いです。