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フランス人の自己肯定感が高い理由とは。私の体験談から考察してみた

日本人は自己肯定感が低いなんてよく言われますよね。

平成26年度に内閣府が提出した「子ども・若者白書」によると、「自分自身に満足している」と答えた日本の若者は45.8%と半数以下だったのに対し、他の先進国では軒並み70%を超えていました。日本人の自己肯定感は、他の先進国に比べぶっちぎりで低いようです。

私は現在フランス在住ですが、こちらでの生活を通して「フランス人は自己肯定感が高い人が多いな」と感じています(ちなみにこの調査結果では、フランスは82.7%でした。やっぱり高い!)。

今回は、私自身の体験を元に、どうしてフランス人は自己肯定感が高いのか考察してみました。

謙遜の文化がないから

例えば、自分や身内が褒められた時にフランス人は「いえいえ、そんな」と謙遜しません。例えば、私は日本語を教えているのですが、生徒さんのご両親とお話しした時にこんなやり取りをしました。

生徒さんの親御さん

娘の様子はどうですか?ちゃんと日本語を勉強していますか?

はい、とても覚えが早いですよ。娘さんはとても賢い子だと思います。

生徒さんの親御さん

そうですか。娘は頭が良くて、学校の成績も良いんですよ。

また、義理の母と私の夫についてお喋りした時もこんな感じでした。

ココ(夫のこと)が子供だった時、どんな子でしたか。

義理の母

そうね、賢くて優しい子だったわ

こんな風に、とにかく身内のことを手放しでほめます。だって、本当のことだから!もし彼らが「いえ、そんなことないですよ」と言ったら、それは謙遜ではなくて実際にそう思っているということです。こういうところは素直にいいなと思います。

私の親は謙遜が身に染みている人だったので、他人が私のことを褒めても「いえいえ、全然そんなことないですよ」と100%否定していました。謙遜は日本人の良い所でもあると思いますが、自己肯定感を育てる妨げになる可能性もあると思います。

私自身は、褒められたら否定せずただ「ありがとう」と言うのが一番素敵だと思っています。せっかくその人が私の良い所を見つけてくれたのに、否定するのはその人も否定することになってしまうような気がするので。

愛情を伝え合う習慣があるから

日本では、家族間で愛情を伝えるのは何だか照れくさくて日常的なことではありませんが、フランスではごく当たり前のことです。

皆当然のこととして、親しい人に会った時にビズ(頬をつける挨拶)やハグをしたり、手紙やメールの末尾に「キスをおくります」「あなたを抱擁します」なんて書いたりします。

また、フランス人のカップルを見ているとお互いの呼び方も激甘です(笑)。

彼女

Mon chéri(愛しいあなた)、Mon amour(私の愛) 

彼氏

Ma chérie(愛しい彼女)、Ma belle(僕の美人さん)、Ma princesse(僕のお姫様)

などなど、こちらが赤面してしまうような呼び方を普通に口にしています。

「あなたは私にとって大切な人なんだよ」というメッセージを送り合うことによって、お互いの自己肯定感も大きくなっていくのかもしれません。

「フランス人の自己肯定感が高い理由」まとめ

その1

フランスには謙遜の文化がなく、自分や身内のことも手放しでほめるから

その2

家族や恋人、友人間で愛情を伝え合う習慣があるから 

私は長年自己肯定感が持てず悩んできたので、自己肯定感の高いフランス人を見習いたいです。両親にたくさん褒められ、ストレートな愛情を受けて育ってきたフランス人の夫も、自己肯定感が高く毎日楽しそうです。

自己肯定感を持って大人になったら、他人に迎合することなく自分の信じる道を突き進むことができるように思います。もし将来子供ができたら、「あなたはとっても素晴らしい存在なんだよ」とたくさん言ってあげたいです。自分の価値に疑いがない人は、やっぱり最強で怖いものなしです。