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フランス人と結婚後10年滞在許可証を得るまでの体験談

私は2014年にフランス人の夫と結婚したのですが、10年の滞在許可証をゲットできたのは三年後の2017年です。それまでの三年間は、毎年滞在許可証を更新していました。

偽装結婚(ちなみに、偽装結婚はフランス語で「白い結婚」mariage blanc )などもあるので、結婚後すぐにはいただけないみたいです。

フランスで滞在許可証を得るのは、かなり大変です(県庁にもよるかもしれませんが)。まるで、RPGゲームの無理難題なクエストのようです。

今回は、ようやく10年滞在許可証という難解なクエストをクリアした私の体験談をご紹介しましょう。これからフランスで滞在許可証申請というミッションに臨む方の参考になれば幸いです。(ちなみに、私はVal d'Oiseヴァル・ド・ワーズ県在住です)

滞在許可証申請 1年目(2014年)

2014年9月:必要な書類を揃える

滞在許可証は、住んでいる県の県庁で申請します。

私達はまず直接県庁に行き、滞在許可証申請に必要な書類のリストをもらいました(直接出向かなくても今はだいたいどこの県庁もホームページに掲載されていると思いますが、たまたま県庁の近くに寄ったので)。

フランス国籍者の配偶者がVal d'Oise県で申請する場合、必要な書類は、以下の通りでした(県庁によって違いますし、同じ県でも変更があったかもしれないので、参考程度にとどめてくださいね)すべての書類は原本&コピーが必要です。

  • パスポートなど国籍が証明できるもの
  • 三か月以内の住居証明書(電気会社・電話会社の請求書、銀行からの手紙など住所が確認できるもの) 3通
  • 証明写真 3枚
  • 婚姻証明書(これは結婚した市役所でもらえる)

2014年9月:県庁に書類を提出

当時(今もかも)、私の県ではネットで予約ができなかったので、県庁の窓口が開く1~2時間前に滞在許可証を申請する人達の列に並びました。これがものすごい人数で、50人以上はいたと思います。

書類を提出して問題がなければ、レセピセという仮の滞在許可証をくれます。朝7時くらいから並んで、すべて終わったのはお昼の12時くらいでした。長い間待たされるので、本など暇つぶしアイテムは必須です。

最初にもらったレセピセでは労働が許可されていなかったので、しばらく無職でした。数か月後の二回目の更新で、ようやく労働が許可されました。正式な滞在許可証をもらったのは、半年以上経ってからでした。

2015年1月・2月:健康診断・フランスに関する授業の受講

正式な滞在許可証がもらえないまま、年が明けてしまいました。年明けから一週間後に県庁からお知らせが郵便で届き、以下のクエストが私に課されました。

  • OFII(移民局)での健康診断:身長・体重・内科検診など基礎的なもの
  • フランス語テスト:初級レベルがわかれば答えられる簡単な問題でした。
  • レントゲン撮影:指定された診療所へ行き、10分くらいで修了
  • フランスに関する授業の受講:6時間くらいフランスの歴史の授業を受けた。お昼はみんなでケバブ。
  • 就職に関する面談:履歴書の書き方等アドバイスもらえてよかった。担当のお姉さんも優しかった。

それぞれの項目をクリアできたら、証明書をもらうことができます。この証明書は次の年以降の滞在許可証申請に必要なので、大切に保管しましょう。

2015年5月:ようやく滞在許可証ゲット

ここまで本当に長い道のりでした…。滞在許可証を受け取る際、600ユーロくらいの収入印紙(timbre fiscal)を払いました。でも600ユーロなのは一年目だけで、2年目以降は300ユーロくらいでした。ちなみに、収入印紙はたばこ屋さんで買えます。

滞在許可証申請 2年目(2016年)

基本的に一年目と同じでしたが、健康診断や授業などはなくなります。その代わり、去年もらった健康診断やフランス語能力などの証明書のコピーの提出が求められます。

一年目は夫と一緒に県庁へ行きましたが、彼も仕事があるし朝早いので、今度は一人で行きました。住居証明書の書類を2種類持って行ったのですが、3種類ないとダメと言われてしまい、翌朝また並びなおしました。

滞在許可証申請 3年目(2017年)

知り合いの在仏日本人の方々から結婚後3年目以降は10年の滞在許可証がもらえると聞いていたので、今年こそゲットできるとワクワクしていました。

とはいえ、ネット等で「10年滞在許可証申請の際には面接がある」という噂を聞き、「大丈夫かなあ」と一抹の不安がよぎりました。私の場合フランス語能力は特に問題はなかったのですが、夫も一緒に呼び出されて「奥さんの誕生日は?」「結婚記念日は?」なんて「白い結婚」か否か見分けるような質問をされたらやばいなと思いました。夫は誕生日や記念日を覚える能力がゼロなので(^^;

ですが、私の場合面接は一切ありませんでした。1年目や2年目と同じように必要書類を提出し、1回レセピセ更新をした後に10年滞在許可証が手に入りました。外国人が多い県なので、県庁も面接までする余裕がなかったのかもしれません。

ちなみに、レセピセの更新は窓口ではなく、郵送でお願いしますと言われました。その時言われた書類は、以下の通りです。

  • 手元にあるレセピセのコピー:要カラーコピー
  • パスポートのコピー:要カラーコピー
  • 証明写真
  • 3か月以内の住居証明書
  • 返信用封筒:郵便局のみで販売している、16×23センチサイズの、courrier suivi封筒。(要氏名&住所)

その後、県庁からお知らせが届き、指定された時間(13時)に窓口へ行き10年滞在許可証を手に入れました。

10年後の滞在許可証申請は?

ここまで本当に長い道のりでした。10年滞在許可証がもらえた時は、RPGゲームのように頭の中でエンドロールが流れていました~。

10年後にまた申請しなければいけませんが、その時はもっと簡単で便利になっているといいなと期待しています。