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日本人の宗教観を外国人にもわかる簡単な日本語で説明してみた

日本人の宗教観は特殊だと言われますよね。

神様は唯一無二の存在とは思っていなくて、何とトイレにも神様がいて、初詣で神社にも行くし、お墓参りにお寺に行ったりもします。

我々のこのカオスな感覚をどう説明したらいいんだろうと悩んでしまいますよね。日本語でさえ難しいのに、英語で説明なんて無理!と思っている方も少なくないのでは。

今回は、私と夫の対話を通して、やさしい日本語で外国人に日本人の宗教観を説明するコツをご紹介しましょう。ぜひ、外国人との会話のネタにでもしてください。

※夫婦なのにですます調で話しているのは、その方が外国人にとって理解しやすいからです。

日本語で日本人の宗教観を説明してみた

日本人は、神様を信じていないんですか。

いいえ、信じていますよ。でも、キリスト教みたいに、神様は一人だけではありません。(余談ですが、神様の数え方は「一人、二人」ではなく「一柱、二柱」だけど、ややこしいので外国人相手には使いません)日本には、神様がたくさんいます。一人の神様を信じるのではなくて、色々なものに神様がいると思っています。これは、アニミズム(animism)の考え方です。『千と千尋の神隠し(英語タイトルではSpirited Away)』は見ましたか。

はい。大好きです。

この映画には、たくさんの神様が登場しますね。いろいろな神様が、千尋のお風呂屋さんに来ます。千尋を助けた男の子のハクは、川の神様です。日本語の神様は、英語のGodよりも、Spiritに近いです。

なるほど。

川の神様、山の神様、米の神様、野菜の神様、動物の神様、トイレの神様などなど、「たくさんの神様がいる」、これは神道の考え方です。もう一つ、日本でメジャーな宗教があります。それは何だと思いますか。

簡単です。仏教です。

そうです。じゃあ、日本人にとって、仏教と神道、どっちが大切だと思いますか。

仏教ですか?

正解は仏教も神道もどっちも大切です。日本人は、千年以上前から仏教と神道をミックスして信じてきました。覚えなくていいけど、これを『神仏習合(しんぶつしゅうごう)』と言います。

へえ。

そうそう、浅草の浅草寺、一緒に行きましたね。あそこもお寺と神社が一緒にあるんですよ。

そうなんですね。

こんな風に日本の仏教は、ちょっと変わっています。チベット、タイ、ブータン、ネパールも仏教を信じている人が多い国ですね。でも、日本の仏教はちょっと違います。日本に仏教を紹介したのは、中国人です。だから、中国人の考え方も入っています。日本のお寺にはお墓がありますが、本当は仏教にお墓は必要ありません。中国人はご先祖様(ancestor)を大切にしたので、その考え方が仏教に入って、日本に伝わりました。

そうなんですね。仏教ではReincarnation(輪廻転生)を信じている、だからお墓を作らないのですか。

そうです。実は、日本人はReincarnation(輪廻転生)を信じていないみたいですね。「人生は一度しかない」ってよく言いますし。でも、ブータンとかチベットの人は本当に信じているみたいです。ブータンの人が幸せなのは、Reincarnation(輪廻転生)を信じていて、今幸せじゃなくても、次の人生があると思っているからと聞いたことがあります。

なるほど、そうなんですね。

まとめ

  • 自然や物にたくさんの神がいるアニミズムの考え方がある
  • 日本語の「神」はGodよりもSpiritに近い
  • 仏教、神道まとめて信じている(神仏習合)
  • 日本の仏教は本来の仏教と違ってお墓を作っている

ざっとですが、日本人の宗教観について説明してみました。外国人に日本人の宗教観を説明する時の参考にしてもらえれば幸いです!